2021年に補欠選手として大会初出場を果たしたシナーは、2023年に初めて出場権を獲得、今回２度目の出場権を手にしました。

22歳のシナーは、今季、キャリア最高のシーズンを過ごしています。全豪オープンで自身初となる四大大会タイトルを獲得し、PIF ATP ランキングでは、イタリア人として史上初の世界１位となりました。

全豪オープンのほか、ロッテルダム、マイアミ、ハレでも優勝し、４つのタイトルを獲得。シーズン最終戦の出場権を手にした最初の選手となりました。

2021年大会に補欠選手として出場し、トリノの大舞台での落ち着きのあるプレーを見せたシナー。2023年大会は素晴らしい戦績を残しました。ラウンドロビンのグループリーグではノバク・ジョコビッチを破るなど、無敗の快進撃でトリノのファンを魅了し決勝トーナメントに進出。準決勝ではダニル・メドベージェフを破って決勝戦に駒を進めました。